アーロンチェアの買取相場はいくら?クラシック/リマスタード別の査定額と高く売るコツ
オフィス家具買取チェア(椅子) 2026年7月15日
「使わなくなったアーロンチェア、結局いくらで売れるんだろう?」——新品では仕様によって28万円を超えることもある椅子ですから、手放すとなれば気になって当然です。
結論から言うと、アーロンチェアは中古オフィスチェアの買取市場でもっとも安定して高値がつくモデルのひとつです。ただし「アーロンならいくら」と一言では言えません。クラシックかリマスタードか、サイズはどれか、メッシュの状態はどうか。この3つで査定額は数万円単位で変わります。
この記事では、中古オフィス家具の買取を20年以上続けてきた立場から、アーロンチェアの買取相場の目安と、査定額がどう決まるのか、そして少しでも高く売るためのコツを、正直にお伝えします。
最初に大事な注意:この記事の金額は「買取価格」です
本記事の数字はすべて「業者が買い取る価格」です。お店で売られている「中古販売価格」は、買取価格のおおむね2〜4倍になります。ネットで見かける中古アーロンの販売価格と混同しないようご注意ください。また買取額は状態・年式・仕様で大きく動くため、あくまで目安としてご覧ください。
目次
アーロンチェアの買取相場早見表
まずは結論の数字からご覧ください。世代別の買取相場の目安です(自社調べ・2026年7月時点)。
【公開前確認:平均買取額・上限買取額・新品参考価格が、2026年7月時点の最新集計・現行価格と一致しているか確認してください】
| 世代 | 買取相場の目安 | 新品参考価格 |
|---|---|---|
| アーロン リマスタード(現行世代)※ライト含む | 平均47,000円/上限110,000円 | 286,000円〜 |
| アーロン クラシック(旧世代) | 平均33,000円/上限80,000円 | 販売終了 |
注目していただきたいのは、平均と上限が2倍以上開いていることです。上限値に届くのは、年式が新しく、フル装備(フルアジャスタブルアーム・ポスチャーフィットSL付き)で、メッシュに傷みがない個体。多くの場合は平均値の前後に落ち着きます。「上限◯円」という広告の数字だけを見て期待しすぎないことが、がっかりしないコツです。
逆に言えば、平均クラスの状態でもクラシックで3万円前後、リマスタード(ライト含む)で4〜8万円前後の値がつくのがアーロンです。国産スタンダードチェアの多くが3,000〜10,000円程度の帯であることを考えると、この椅子の中古市場での強さが分かっていただけると思います。
クラシックとリマスタードの見分け方
査定依頼の前に、お手元のアーロンがどちらの世代かを確認しておきましょう。アーロンチェアは1994年の発売以来のロングセラーで、2016年に「リマスタード」として全面刷新されました。それ以前のモデルが通称「クラシック」です。
| チェック箇所 | クラシック | リマスタード |
|---|---|---|
| 腰のサポート | ランバーサポート(棒状パッド)または初代ポスチャーフィット(下部パッド1枚) | 8Zペリクル、薄型のチルト機構。ポスチャーフィットSL装備仕様は骨盤+腰椎を支える2枚パッド |
| メッシュ(ペリクル) | 全面ほぼ均一の編み | 8Zペリクル(場所により張りの強さが違うゾーン編み) |
| 座面下のメカ | 厚みのあるチルト機構 | 薄くすっきりした形状 |
| 確実な確認方法 | 座面裏のラベルの品番・製造年月をスマホで撮影して査定時に提示 | |
腰まわりに上下2枚のパッドが付いていれば、ポスチャーフィットSLを装備したリマスタードである可能性が高いです。ただし、リマスタードにもポスチャーフィットSLを装備していない仕様があるため、腰パッドの有無だけでは断定できません。座面下のチルト機構の形状と、座面裏ラベルの品番・製造年月をあわせて確認し、査定時に写真を見せていただくのが確実です。
サイズA・B・Cの見分け方と査定への影響
アーロンチェアにはA(小柄な方向け)・B(標準)・C(大柄な方向け)の3サイズがあります。見分け方は簡単で、背もたれ上部のフレームにある小さな凸(バンプ)の数を数えるだけ。1個ならA、2個ならB、3個ならCです。
査定への影響で言うと、日本の中古市場でもっとも需要が安定しているのはBサイズです。流通量・需要ともに多く、値付けがブレにくい。AとCが売れないわけではありませんが、探している方の絶対数が少ないぶん、同じ状態でもBより査定が控えめになることがあります。これはどの買取店でも大きくは変わらない傾向だと思います。
査定額を左右する5つのポイント
1. 世代(クラシックかリマスタードか)
相場表のとおり、現行世代のリマスタードのほうが1〜5万円ほど高い水準です。ただしクラシックも根強い人気があり、状態が良ければしっかり値がつきます。
2. 年式・使用年数
座面裏ラベルの製造年月が基準になります。リマスタードでもリマスタードとリマスタードライトの差は大きいですし、直近数年の個体と初期の個体では差が出ます。
3. メッシュ(ペリクル)の状態
アーロンの生命線です。座面メッシュのヘタリ・伸び・ほつれ・破れは査定にもっとも響きます。特に座面前縁の破れは大幅減額になりやすい箇所です。
4. 可動部の動作
ガスシリンダーの上下、リクライニングの動き、アームの調整、キャスターの転がり。どれかが渋い・効かない場合は減額対象ですが、部品交換で直せるケースもあるので、動かない状態でも一度ご相談ください。
5. 仕様(アーム・ポスチャーフィットの有無)
同じ世代でも、フルアジャスタブルアーム+ポスチャーフィットSL(クラシックならポスチャーフィット)付きのフル装備仕様が最も人気で、査定も上振れしやすくなります。肘無しや固定肘仕様は、その分控えめの査定になります。
アーロンチェアを高く売る6つのコツ
1. 座面裏のラベルを撮影して伝える
品番と製造年月が分かるだけで、査定の精度が一気に上がります。「たぶんリマスタードです」より「ラベルの写真あります」のほうが、業者は安心して高い概算を出せます。
2. サイズ(凸の数)を伝える
前述の背もたれ上部のバンプの数です。写真1枚添えるだけで十分です。
3. ホコリと髪がらみを取っておく
メッシュの隙間のホコリ、キャスターの髪がらみは、取るだけで印象が大きく変わります。第一印象は査定額に正直に反映されます。特別な洗剤はいりません。掃除機と乾拭きで十分です。
4. 後付けパーツは分けて申告する
社外品のヘッドレストなどを後付けしている場合は、査定時にその旨を伝えてください。純正状態に戻せるなら戻しておいたほうが査定は安定します。
5. 複数台まとめて査定に出す
アーロンを台数まとめて導入していた企業様なら、まとめ売りが断然有利です。搬出効率が上がるぶん、1台あたりの査定にも上乗せしやすくなります。
6. 手放す日が決まったら早めに動く
移転や退去の直前になると、日程優先で選択肢が減り、買い叩かれやすくなります。退去日の1ヶ月半〜3ヶ月前の査定依頼が、金額交渉の余裕を持てる目安です。
値がつきにくい・買取が難しいケース
正直に言うと、アーロンでも値がつかないケースはあります。期待させてからお断りするのは心苦しいので、先にお伝えしておきます。
- 座面メッシュの破れ・大きな伸び:張替えコストが大きく、減額幅も大きくなります
- フレームの割れ・破損:背フレームや座面フレームの目立つ傷多数や破損は買取不可になったり大幅減額要因になります
- 強い臭い(タバコ・ペット等):清掃で取り切れない臭いは再販が難しく、大幅減額の要因です
- 正規品と確認できないもの:ラベルがない・真贋の確認ができない個体はお取り扱いできない場合があります
ただし「これはダメかも」と自己判断で捨ててしまうのが、いちばんもったいないパターンです。部品取りとしての価値がつくこともあるので、判断は査定に任せてください。
「もう古いから」と諦める前に
「10年前のアーロンなんて、さすがに値がつかないでしょう」——これもよくいただく言葉ですが、アーロンに関しては当てはまらないことが多いです。理由は3つあります。
第一に、アーロンはニューヨーク近代美術館(MoMA)のコレクションにも収蔵されている定番中の定番で、指名買いのお客様が途切れません。第二に、正規販売店で新品を購入した場合には条件に応じた長期保証が設けられているなど、長く使うことを前提に設計された製品です。中古市場でも、状態や部品の状況によっては整備して再販できる余地があります。第三に、新品では仕様によって28万円を超えることもあるため、「中古でいいからアーロンが欲しい」という需要が安定しています。
業界団体の目安ではオフィスチェアの標準使用期間は8年とされていますが、それを過ぎたアーロンが現役で売り買いされているのが実際の市場です。年式だけで諦めず、まず査定に出してみてください。
査定から入金までの流れ
ビックリユースの場合、流れはシンプルです。
- お問い合わせ:電話・フォームから。ラベルと全体の写真があるとスムーズです
- 概算のご提示:写真と情報をもとに目安額をお伝えします
- 現地査定・搬出:関東エリアは出張査定に対応。オフィスからの搬出作業もお任せください
- お支払い:査定確定後、現金または銀行振込でお支払いします ※ビックリユースでは確実にお取引の履歴を残すためにお振込みのみとなります。
アーロン以外の家具が混ざっていても問題ありません。買取できるものは買取し、値がつかないものは適正処分まで、1回の訪問でまとめて対応します。移転・退去に伴う一括整理の進め方は、法人向けの買取ガイド記事で詳しくまとめています。
まとめ:アーロンは「売れる資産」。状態が良いうちに査定を
最後に要点をまとめます。
| 項目 | 要点 |
|---|---|
| 相場の目安 | リマスタード平均70000円/クラシック平均33,000円(自社調べ・2026年7月時点) |
| グレードの見分け方 | 2枚パッドはポスチャーフィットSLはフル装備の目印。ライトのフィックスドポスチャーフィットは1枚パッドで調節不可 |
| サイズ | 背上部の凸の数(1=A、2=B、3=C)。Bが最も需要安定 |
| 査定の要 | メッシュの状態が最重要。フル装備仕様は上振れしやすい |
| 高く売る | ラベル写真+清掃+複数台まとめて+早めの査定依頼 |
アーロンチェアは、オフィス家具のなかでは例外的に「使い終わっても資産価値が残る」椅子です。座らなくなったアーロンを会議室の隅で眠らせているなら、メッシュがヘタる前に一度査定に出してみてください。
よくある質問
何年落ちのアーロンまで買い取ってもらえますか?
アーロンのような人気モデルは、ある程度年式が経っていても買取対象になりやすい傾向があります。ただし状態によって判断が分かれますので、まずは査定でご相談ください。リマスタードは平均47,000円・上限110,000円、旧世代のクラシックは平均33,000円・上限80,000円が目安です。アーロンなら破損していなければ、10年~15年でもお値段がつきます。
クラシックとリマスタードはどこで見分ければいいですか?
背もたれ下部に骨盤と腰椎を支える2枚のパッド(ポスチャーフィットSL)があれば、リマスタードである可能性が高いです。あだしリマスタードライトのように仕様の違うポスチャーフィットもあるため、パッドの有無だけでは断定できません。座面下のチルト機構と、座面裏ラベルの品番・製造年月をあわせて確認してください。
サイズBとサイズCで買取額は変わりますか?
日本の中古市場では標準のBサイズがもっとも需要が安定しており、値付けもブレにくい傾向があります。AサイズやCサイズも買取対象ですが、探している方の数が少ないぶん、同じ状態でも査定が控えめになることがあります。
メッシュに小さなほつれがあっても売れますか?
程度によります。小さなほつれは減額のうえで買取できるケースが多いですが、座面の破れや大きな伸びは大幅な減額、場合によっては買取不可になります。自己判断で諦める前に、写真を添えて査定にお出しください。
会社で使っていたアーロン20脚をまとめて売れますか?
はい、むしろ歓迎です。複数台のまとめ売りは搬出効率が上がるため、1台あたりの査定にも上乗せしやすくなります。関東エリアは出張査定・搬出作業に対応していますので、台数・仕様・退去日をお知らせください。
中古オフィス業界20年以上のおやじの一言
業界20年以上のおやじのつぶやき
アーロンチェアほど、名前の知られているオフィスチェアは、なかなかありませんね。椅子にそれほど興味がない方でも、「アーロンチェアなら知っている」という方は結構いらっしゃいます。
ただ、購入するときには少し注意が必要です。アーロンチェアは見た目が似ていても、仕様やグレードによって機能が異なります。
ハイグレード仕様だと思って購入したものの、実際には前傾チルトが付いていなかったり、アームの高さを調整できなかったりするモデルもあります。クラシックにもフル装備仕様やスタンダード仕様があり、リマスタードにも通常仕様やライト仕様があります。
詳しくない方には見分けにくい部分ですので、分からないときは、前傾チルトの有無、アームの調整機能、腰のサポート機能などを、購入前に店員さんへ確認することをおすすめします。
現場感覚で言うと、いちばんもったいないのは、倉庫や会議室の隅に何年も放置し、メッシュが日焼けしたり傷んだりしてから売りに出すパターンです。
アーロンチェアは、置いておいても価値が上がるわけではありません。使わないと決めたときが、いちばん高く売りやすいタイミングです。
「アーロン、売って~~ちょうだい!」
